チャプター 37

奇跡の代償

マーク視点

風が木々のあいだを囁きながら抜けていく。俺はシルバー・パックへ戻る途中だった。サンシャイン・パックと他のパックの境界は、驚くほど穏やかだった。だが、俺の心は油断なく地平を見張っていた。ここ数週間、このパックにとって平穏は稀な客になっていた。俺の癒やしの賜物の噂が、野火のように広がり始めてからずっと。

北のパックも、南のパックも、それどころか遥か東の地からも、手紙や使者が送られてきた。そして今では――贈り物まで。

光栄だと思うべきなのか、それとも警戒すべきなのか。たぶん、どちらも、だ。

「マーク」

戦士の一人、ブリオンが軽く頭を下げて近づいてきた。

「もうす...

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